安倍晋三首相は29日、埼玉県のJR川口駅前で街頭演説し、事実上「解党」する民進党議員が希望の党に公認申請しようとする一連の動きを、「政策が語られていない」として痛烈に批判した。前日の東京・渋谷に続いて、連日の「希望」批判。首相は「選挙戦は本来、未来へのビジョンや政策を競うものだが、当選するためにどの政党に移ろうか、どの政治家とどの政治家が会っているとか、そういう話題ばかりだ」と、民進&希望の動きを皮肉った。

 「与党は常に批判されるが、(第2次安倍政権の)5年で1つ1つ政策を実現してきた。日本の未来をつくるのはブームではなく堅実な政策。私たちは日本全国で、愚直に政策を語っていく」とも訴えた。