東京都知事で希望の党の小池百合子代表が7日、東京・銀座で街頭演説を行った。大阪府の松井一郎知事、名古屋市の河村たかし市長も集まったが、昨年7月の都知事選で集まった約5000人より、かなり少ない聴衆だった。

 維新代表の松井氏は「小池さんと、まともな野党をつくっていきたい」と語り、政権与党を目指す小池氏と一線を画した。希望の若狭勝前衆院議員もNHKの番組で小池氏の国政出馬を「次の次」と発言し“敗北宣言”と批判された。「まともな野党」も“敗北宣言”と捉えられかねない。

 小池氏は6日の会見同様、「フランスのシラク首相のパリ市長兼務」を紹介し「地方の声を国政に届けられるよう、松井さん、一緒に考えていきましょう」と、首長と国会議員の兼務論をあらためて語った。