東京7区は立憲民主党代表代行の長妻昭氏(57)が7選を果たした。開票から4分後に当確が出て、長妻氏は「こんなに早く出たのは09年の政権交代以来。感慨無量です」と喜んだ。

 相手候補は、激しい戦いを繰り広げてきた自民党の松本文明氏(68)、希望の党から刺客として送り込まれた荒木章博氏(64)ら。特に荒木氏は、小池百合子同党代表の腹心で地域政党「都民ファーストの会」の荒木千陽(ちはる)代表の父。

 厳しい戦いが予想されたが、立憲民主党の立ち上げで潮目は変わった。「(党の)設立届を出した時は、討ち死にするくらいの覚悟でしたが、『理念をよく貫いてくれた』という声が圧倒的だった。期待を実感した」と振り返った。

 党の顔として他候補の応援に回ったり、区割り変更もあったが、長妻氏は「自分たちの元に政治を引き寄せたいという有権者皆さんの勝利です」と話した。