将棋の第3期叡王戦本戦の組み合わせが1日、決定した。四段戦予選を制した史上最年少プロの藤井聡太四段(15)は、トーナメント1回戦で深浦康市九段(45)と対戦する。

 インターネットテレビ局「Abema(アベマ)TV」の番組企画で激突し、藤井が勝っている。公式戦では初対局となる。今日2日は順位戦C級2組6回戦で脇謙二八段(57)との対局を控えている藤井は、「1つでも多く対局できるよう、全力でぶつかっていきたい」とコメントした。対する深浦は、「注目の棋士が相手。しっかり対策を練りたい」と話した。

 叡王戦は今年5月にタイトル戦に昇格。四段~九段の各段位別予選(枠は四段1、五・六・七段2、八段3、九段5)で勝ち上がった15人が本戦に進出。これに、前期優勝で本戦シードの佐藤天彦を加えた16人で今期はトーナメントを行う。決勝進出の両者による7番勝負でタイトル戦を行う。

 本戦1回戦の組み合わせは、豊島将之八段対高見泰地五段、渡辺明竜王対佐藤秀司七段、藤井猛九段対丸山忠久九段、小林裕士七段対近藤誠也五段、行方尚史八段対澤田真吾六段、深浦康市九段対藤井聡太四段、金井恒太六段対佐藤天彦叡王・名人、北浜健介八段対佐藤康光九段。