トランプ米大統領(71)が5日、ついに“日本初上陸”した。到着先の米軍横田基地で大歓迎された後は、安倍晋三首相、自らご指名したプロゴルファー松山英樹(25)と、趣味のゴルフを9ホール。夜は大好きな肉で首相におもてなしされ、ご機嫌な初日を過ごした。

 安倍首相による“トランプ接待”の目玉となったのが、世界的トッププロ松山英樹とのゴルフだった。5日午後、20年東京五輪ゴルフ会場の埼玉・霞ケ関CCのコースを3人で回った松山は「アスリートとして大変光栄です。この貴重な経験を今後の自分のゴルフ人生に生かしてまいりたいと思います」と、コメントを発表。関係者によるとラウンドは終始なごやかな雰囲気だったようだ。

 米ツアーを主戦場とする松山とトランプ氏の日本でのゴルフ競演は、「一緒にラウンドしたい」とトランプ氏側が熱望したものだ。2人はすでに、先月の米国選抜対世界選抜「プレジデンツ杯」表彰式で対面しているが、一緒に回るのは初めて。松山は気を使った? のか、それぞれのスコアについては触れず「天候にも恵まれ、五輪ゴルフ競技の舞台にて大変楽しくプレーさせていただきました」とコメントした。

 松山は前週米ツアーHSBCチャンピオンズ(中国)に出場、年内の米ツアー競技を終え帰国中。次戦は今季日本ツアー初出場となるダンロップ・フェニックス(16日開幕、宮崎)に出場を予定している。

 ◆霞ケ関カンツリー倶楽部 1929年(昭4)創設。埼玉県初のゴルフコース。東コースと西コースがある。57年、日本初の国際大会実施。95年と06年には男子の日本オープン、99年には日本女子オープンも開催。3年後の東京五輪ではゴルフ競技の会場になる。