小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が、圧勝した7月の東京都議選後、初めて臨んだ地方選で惨敗した。13日、開票された東京都葛飾区議選(12日投票)で、都民ファは公認5人のうち4人が落選、当選はわずか1人だった。

 都民ファは、小池氏が最前線に立った今年7月の都議選で、50人中49人が当選し、圧勝した。あれからわずか4カ月しか経過していないが、今回の葛飾区議選は1勝4敗で、ジェットコースターのような勢力減退の現実に直面している。小池氏にとっても、自身が圧勝した昨年の都知事選や都議選のような勢いはもはやない。「希望の党」代表として臨んだ衆院選は自身の失言が災いし、235人中、50議席しか獲得できず、小池氏の「排除発言」に対する有権者の失望の大きさを如実に表している。