東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン(香香、雌)」の一般公開を記念して、6日から、同園近くの上野公園噴水前広場で「こんにちは! シャンシャンまつり」が開催された。福田豊園長がトークショーに出席したほか、上野のパンダキャラクターが大集合し、イベントを盛り上げた。

 福田氏は「シャンシャンが元気に育ってくれて、とにかく安心している。こうやって町全体で盛り上げてもらい、とてもうれしい」と笑顔で話した。

 またこの日は、「シャンシャン」つながりということで、鳥取県の平井伸治知事(56)が駆け付けた。鳥取市で毎年8月に行われる「鳥取しゃんしゃん祭」は、50年以上続く伝統的な大イベント。4000人以上の踊り子が、傘を持って市内中心を舞い歩く。傘につけられた鈴が「しゃんしゃん」と鳴ることなどから、この名がつけられた。平井氏は「鳥取県民一同、シャンシャンがすくすく育つよう応援している」と話した。

 イベントを主催した上野観光連盟の二木忠男会長(64)は「上野の町は、パンダとともにある。シャンシャンをたくさんの人が愛してくれて、本当にうれしい」と語った。同イベントは8日まで。3日間で約20万人の集客を見込んでいる。