14日のバレンタインデーに向け、商戦が本格化している。味だけでなく、最近は見た目のインパクトが強いチョコレートも増えているが、フランスのイケメンショコラティエがつくり出す繊細な味が話題だ。

 フランス・アルザス出身のショコラティエ、マチュー・ビジュー氏のボンボンショコラが、日本に初めて上陸。松屋銀座が展開している。ビジュー氏は20代で有名店「タイユバン」「ミシェル・ロスタン」のシェフパティシエを務めた。13年に独立、現在はパリに店を構える新進気鋭の実力派だ。これまで海外展開の経験がなく、現地で3年前に出会った松屋銀座のバイヤーが粘り強く交渉を続けたという。「ショコラも料理のように調理する」がモットーで、コショウ、蕎麦(そば)の花の蜂蜜、ジャスミン茶など珍しい素材を使いながら、チョコレートとうまく融合し、オンリーワンの味をつくり出す。「ビジュー(宝石)のようなショコラ」といわれるゆえんだ。「世界を回っている気分になってほしい」と、ボンボンショコラには1種類ごとに、国や島などの名前もついている。9個入り3456円。きょう11日に本人が来日、同店でサイン会を開く。午前11時~、午後2時~、同4時半の3回。