将棋界初の「中学生六段」に昇段した藤井聡太六段(15)と師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初対局が8日、大阪市の関西将棋会館で指された。

 第68期王将戦1次予選2回戦で実現した師弟対決は、午後1時18分、59手で千日手が成立し、指し直しとなった。千日手は同じ局面が4回現れた時点で無勝負となる。藤井にとっては3度目の千日手となった。

 午後1時48分から、持ち時間はそのままで先後を入れ替えての指し直し局が行われた。杉本は四間飛車の戦型を採用した。指し直し局の残り持ち時間は藤井が1時間54分、杉本が1時間59分。夜には決着の見込み。