サザンオールスターズファンの聖地で、暴行事件が起きた。神奈川県警は5日、人気バンド「サザンオールスターズ」のキーボードなどを担当するメンバー原由子(61)の実家の飲食店の男性店長らに平手打ちするなどの暴行を加えたとして、暴行の疑いで、横浜市中区の職業不詳安田明史(あきひと)容疑者(50)を現行犯逮捕した。

 加賀町署によると、逮捕容疑は5日午後3時55分ごろから午後4時5分ごろにかけ、横浜市中区の飲食店内で店員の女性(51)の左腕をひねり上げたり、店長の男性(65)の右頬を平手打ちするなどの暴行を加えた疑い。けがを負った人はいなかった。

 安田容疑者は酒に酔っており、店側とトラブルになっていたという。店員が「(客と)トラブルになっている」と110番通報した。現場にかけつけた署員が、店先の路上で安田容疑者を現行犯逮捕した。

 店は、1872年(明5)に創業した老舗飲食店で、サザンオールスターズのファンにも聖地として親しまれている。店長は、江戸末期の屋台時代から数えて5代目にあたる。名店の看板を守るとともに、自身も少年時代から音楽好きで、今も音楽活動を続けていることで知られている。事件で被害に遭った店長は、原の実兄とみられる。