中立国シンガポール開催が決まった来月12日の米朝首脳会談。食事会でも中立のシンガボール料理が選ばれる?

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」は16日から、シンガポール料理5種類を提供する「シンガポールフェア」を全国215店舗で始める。都内で15日に試食会が行われ、ロイヤルホールディングスの黒須康宏社長は「米朝首脳会談の場所にちょうど決まりまして、まさに注目の国。いいタイミングでした」と笑顔を見せた。

 トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長はステーキ好きで知られ、セットメニュー「ビーフブラックライスZEN」(税込み3002円)に含まれるサーロインステーキは、両首脳の口に合いそうだ。シンガポールの国民食とされるチキンライスや、地元のカニ料理「チリクラブ」などを、ロイヤルホスト独自のスタイルで提供。アジア各国から集まった多彩な食文化を表現したという。

 フェアに協賛するシンガポール航空のデービッド・ラウ日本支社長は「両首脳がシンガポール料理を好むかは分からないが、首脳会談に伴って、いろんな国の人々がシンガポールに集まってくる。さまざまな文化が融合した地元の料理を食べて、いい思い出をつくってほしい。今回のシンガポールフェアも、多民族国家の食文化を感じるチャンスです」と訴えた。

 シンガポールフェアは6月下旬までの予定。