サッカーW杯ロシア大会の日本代表23人が発表された31日、大阪・摂津市役所では、同市出身の本田圭佑(31=パチューカ)の名前が呼ばれた瞬間、歓喜の声が上がった。

 同日、摂津市では「栄誉市民・本田選手の代表選出を見届けよう」というイベントを企画。市役所ロビーのテレビ前で、日本代表メンバー発表の様子を見守った。

 日本代表の西野朗監督がメンバーを読み上げる中、本田の名前が呼ばれ、市役所に詰めかけた約150人の市民、関係者は大喜び。森山一正摂津市長(74)と、本田が小学生時代に所属していた摂津FCの子どもたちは、応援用の垂れ幕をほどき、喜びをかみしめた。

 森山市長は「摂津市民の本田選手が選ばれて本当にうれしい。町をあげて応援しようじゃありませんか」と興奮気味に話し、大学時代応援団長だった経験から「フレー、フレー、本田」と、声を張り上げた。

 摂津FCの子供たちも「いっぱい点取って活躍してほしい。10点くらい取ってほしい。優勝してほしい」と地元の誇りに、目いっぱいの期待をしていた。

 イベント終了後は、市がこの日のために作成した広報誌号外を集まった市民に配布。さらに日本代表の初戦コロンビア戦を、市内の施設でパブリックビューイングとしてイベントを開催することも発表した。