ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本が初戦コロンビアから金星をあげた19日夜、阪神ファンの大騒ぎで知られる大阪・道頓堀では、道頓堀川に相次いでサポーターが飛び込んだ。

 試合終了直後から、「ウオー、ウオー」と道頓堀界わいを騒ぎ歩くグループが複数。次第に皆が道頓堀川付近に集まり、抱き合い勝利を喜び合った。

 それが一段落すると、橋の欄干へ集団が移動。「ニッポン、ニッポン」の連呼にのり、「よっしゃ!」の声とともに、男性が上着を脱ぎ、上半身裸になると、もう1人の男性と一緒に川面へダイブ。200人近い人だかりから「次、誰行くねん」の声が飛び交うと、この後、10分ほどの間に約10人が飛んだ。

 ユニホーム姿で飛び込んだ藤井寺市から来たという男子学生(21)は、ずぶぬれで橋の上へ上がってきて「いや、きつかったです」。PKで日本に先制点をもたらした香川真司を引き合いに「香川じゃないけど、試合(ダイブ)が始まったばかりで、いや、もう落ち着いて行こうと。はい。落ち着いてゴールを決められました」と言い、ガッツポーズを繰り返した。