2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、都内で大会メダルデザイン審査会を開き、東京五輪のメダルデザインを決めた。

 審査会では4月に絞り込んだ3作品の立体モデルを審査、11人のメンバーによる投票で過半数を獲得した1作品を決めた。メダルは首にかけるためのリボン、メダルケースなどとともに国際オリンピック委員会(IOC)の承認を経て来年夏に発表される。

 00年シドニー五輪マラソン女子金メダリストで審査会の副座長を務めた高橋尚子氏は「重厚感があり、思いの重さが伝わるメダル」と絶賛。柔道男子で3大会連続金メダルの野村忠宏氏も「東京のもほしいと思いました」と笑いながら「胸映えするメダルです」。夏野剛氏は「詳しいデザインは言えないけれど、未来感があって、かっこいい」と話していた。