自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)に出馬する石破茂・元幹事長(61)は、安倍首相が趣味にしているゴルフに関し、自身はかつて地元・鳥取でかけられた言葉を機に疎遠になったと明かした。

 86年7月、29歳で衆院初当選。数日後に友人と早朝ゴルフに行った際、「『石破さんもいい身分だね。もうゴルフかい』と言われた。そのひと言がすごく響いて(次第に)やらなくなり、もう12~13年、していない」という。「(スコア)40前半で回れていた時もある。すごく上手だった。本当に面白いと思いますが」。

 首相はこの夏休み中、何度もゴルフを楽しんだ。石破氏は「総理がリフレッシュのためにゴルフをすることは、まったく否定しない」と理解を示した上で、「私は、『もうゴルフかい』の言葉が響いて…。あとは、その時間があったら、どこか地方に行けるよねと思います」。誰より地方を回ってきたという自負を、さりげなくにじませた。