自民党の石破茂元幹事長は27日、国会内で開いた政権公約発表の会見で、自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)に向けたキャッチフレーズ「正直、公正、石破茂」は変更しないと明言した。

モリカケ問題での対応が批判された安倍晋三首相への“当てつけフレーズ”との見方もあり、石破氏を支持する参院竹下派内でも異論が拡大。石破氏自身、25日に取材を受けた際、変更の可能性を示唆したが、この日は「突然言い出した言葉ではなく、自分は政治家としてこうありたいという思い。人を批判するものではなく、変えることはございません」と述べた。

一方で、「政治姿勢は正直、公正でなければならないが、政策の議論をするにあたりスローガンは当然変わる」とも主張。今後は積極的に打ち出さない意向を、ほのめかした。