2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は2日、大会ボランティア、都市ボランティアの愛称を話し合う選考委員会を初開催した。広告代理店等5社から129案が上がり、22人の委員が7案ずつ投票した。

呼びやすいなどの「機能性」、ワクワクできる「情緒性」、ボランティアをやる意義が伝わる「意義性」の3つの基準から選考し、今月24日の第2回会合で3~5案に絞り込む。その後、両ボランティアの応募者全員に11月末~12月にかけて投票してもらい、愛称を決定する。大会、都市の両ボランティアに違う名前が付く可能性もあれば、統一する可能性もあるという。

委員の1人で雑誌「宣伝会議」の田中里沙取締役は「ネーミングは重要で、世の中の気分が動く。この名称が今大会の象徴になれれば良い。ボランティアの機運が2020大会を通じて新しい定義のような形で浮き出てくるといいなと思う」と語った。