特別背任容疑で再逮捕された、日産自動車前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)の勾留理由開示手続きが8日に東京地裁で行われる。

ゴーン容疑者は出廷して意見陳述を行う予定で、18年11月19日に逮捕されて以降、初めて公の場に姿を現すことになる。その発言に注目される

使用される法廷は、元プロ野球選手の清原和博氏、歌手のASKA、酒井法子、田代まさし、吉沢ひとみさんら有名人の事件が裁かれた、同地裁の425法廷に決まった。傍聴席は42席で、うち21席が司法記者クラブに加盟する報道各社に確保されており、残り約20席が一般傍聴席になる見込みで、午前8時50分に締め切られる傍聴券の抽選には、多数の希望者が並ぶとみられる。酒井の初公判の際は、一般傍聴席20席に対し、抽選に日本の刑事裁判史上最高の競争率となる330倍の6615人、判決公判には約144倍の3030人が並んだ。ゴーン容疑者の傍聴券争奪戦が、どれだけのものになるか、注目だ。