将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)は5日、大阪市の関西将棋会館で指された第77期名人戦順位戦C級1組で近藤誠也五段(22)を敗れ、順位戦でデビューからの連勝が18でストップした。中原誠16世名人(71=引退)が1967年に作った記録を52年ぶりに更新はならなかった。藤井の師匠、杉本昌隆七段(50)もC級1組で船江恒平六段(31)と対戦。黒星を喫したため、順位戦での32年ぶりの師弟同時昇級は3月5日の最終局に持ち越しとなった。

対局後、杉本は「途中で自信がない手があった。この一局は残念です」と言葉少なに話した。最終局に向け「切り替えていきたい」と話した。