政府は、安定的な皇位継承策について、「即位礼正殿の儀」を終えた秋以降に検討を進める方針だ。

天皇陛下の即位で、皇位継承資格がある皇族は秋篠宮さまら3人となったが、安倍首相は、父方に天皇を持つ「男系」継承が維持されてきた皇室の伝統を重視しており、作業の難航も予想される。一方、この日行われた「剣璽(けんじ)等承継の儀」への皇族の出席は成年男性に限られ、女性皇族は見送られた。

皇位継承は男系男子に限るとした皇室典範の規定が重視されたが、時代の変化に応じた対応を求める意見もある。女性皇族の姿はなかったが、安倍政権の唯一の女性閣僚、片山さつき地方創生担当相が参列。憲政史上初の女性参列者となった。