令和初日の大安は「令和婚ラッシュ」となった。全国の主要自治体の多くが1日の婚姻届が増加すると予測して特別態勢で臨んだ。東京・三鷹市役所では記念撮影用のパネルをセット、担当職員6人を休日出勤させた。

1日午前0時前から「すでに数組が夜間受付に並ばれて、婚姻届を提出された」(大高俊彦・市民課長)。庁舎内の食堂が臨時婚姻届会場となったがオープン前の午前8時半までに23組が婚姻届を提出。続々とカップルは増え続け、順番待ちで食堂が埋まった。

平成元年生まれのカップルも笑顔で記念撮影を行った。坂下涼太さん(30)、葉純さん(同)は「この日を人生の節目にしようと決めていました」と、平成と令和の額を手に新たなスタートを切った。午後7時半までに「普段は大安でも最高30件程度」(同市役所)を大幅に上回る計118組が婚姻届を提出した。