14回目の立候補となった東京・港区議会選挙で初当選したマック赤坂氏(70)が7日、「マック赤坂」の名で活動するための通称届と、1人会派「スマイル党」の結成届を議会に提出し、受理された。

当選証書には、本名の戸並誠が記されていたが、マック赤坂の名で議員活動を行う理由について「マック赤坂で立候補したのだから、当然のこと」。1144票の有権者の期待に応えるためだと説明した。

2007年(平19)に同区議選に初出馬してから12年。悲願の議員となった自覚から、コスプレは今後、封印する。当選証書を手にした際は「コスプレをするんだったらスーパーマン。でも議員辞職案を出される可能性があり、初登庁で議員辞職になりかねない」などとし、初登庁時はスーツとネクタイを着用し、機会をうかがう構えも見せていたが「港区の皆さんの期待に応えるため。スマイルで頑張る」と約束した。

議会での通称使用が認められたことで「マック赤坂」の印鑑も議会の求めで急きょ、オーダー。70歳の新人議員は慌ただしく走り始めた。赤坂氏は「港区を笑顔、スマイルあふれる、明るい区にしたい。まずは議員、議長、区長まで、政党や会派を超えて、区議会からスマイルにしたい」と抱負を語った。【村上幸将】