北方領土へのビザなし交流訪問団に参加した際、戦争による北方領土奪還に言及した丸山穂高衆院議員(35)は14日、所属する日本維新の会に離党届を提出したが受理されず、除名処分となった。 同党の松井一郎代表は、即時の議員辞職を求めたが、丸山氏は自身のツイッターで議員活動の続行を宣言した。

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丸山氏はかつて、橋下徹元大阪市長とSNS上でバトルを展開した。17年衆院選後に代表選実施を求めた際、「若造に言われんでも代表は言うだけの人ちゃうし、ちゃんとやりまっせですね、失礼をば」などとつぶやき、橋下氏は「ボケ!」と激怒。丸山氏はこの際、橋下氏の対応に反発して1度は離党届を提出したが、その後取り下げた。橋下氏は今回の問題で発信していないが、守島正・大阪市議が「丸山穂高を勘違い議員と言った時はネット支持者にボロカス言われたが、言わんこっちゃない、勘違いを甘やかすとロクなことにならないことは、何度も経験している」と投稿すると、リツイートした。

 

◆丸山穂高(まるやま・ほだか)84年1月10日、大阪府生まれ。東大経済学部卒業後、経産省入省。約3年で退官し、松下政経塾を経て12年衆院選で初当選。現在、衆院沖縄北方問題特別委員会に所属し、その流れで今回の訪問団に参加した。衆院大阪19区、当選3回。