川崎市多摩区で私立カリタス小の児童らが殺傷された事件で、事件発生から初めて週末を迎えた1日、朝から親子連れを中心に、献花する人が絶えなかった。

小学3年生の男児を連れた30代夫婦は「うちの子はカリタスではないですが、子を持つ親として胸を締め付けられます」と唇をかみしめた。男児の小学校では事件発生翌日から、登校中は警察官による見回りが行われたという。「少しホッとしました」と話した。

会社員男性(60)は「この近くの塾に通わせている」という中2の息子を連れて現場を訪れた。「いつどこでどんなことがあるか分からないと、この子にちゃんと見せようと思いました」。男子中学生は「悲しいなと思いました」とうつむいた。

また、事件現場のカリタス学園のスクールバス停には、NHK番組人気キャラクター「チコちゃん」とみられるイラストが添えられた励ましの手書きメッセージが貼られていた。「生徒の皆さん、私も泣いてます。でも頑張って生きていこう!!」とつづられていた。