日航グループの日本トランスオーシャン航空(JTA)の8日午前6時40分羽田発宮古行きに乗務予定だった男性機長(45)の呼気から、アルコールが検出されたことが分かった。

JTAによると、機長は乗務前に呼気検査を3回受けたが、1、2回目は呼気1リットルあたり0・17ミリグラム、3回目は0・18ミリグラムのアルコールを検出。いずれも道交法が定める酒気帯び運転の基準となる0・15ミリグラム以上を超えており、乗務不可となった。代わりの乗務員がおらず、同便を含む2便が欠航。計281人に影響が出た。

JTAによると、機長は友人と7日午後1時から午後5時半まで、横浜市内のすし屋と居酒屋を“ハシゴ”。2軒でビール中ジョッキ2杯と日本酒4合を飲んだ。午後6時に別の居酒屋にハシゴしたが、飲酒が禁じられている乗務前12時間以内は飲酒していないと話しているという。飲酒量は同社が推奨する目安の1・5倍だった。機長は入社22年目で機長歴は7年。