プロ野球ヤクルトで活躍したスポーツライターの青島健太氏(61)は18日、さいたま市内で会見し、埼玉県知事選(8月8日告示、25投開票)に無所属で出馬すると表明した。

プロ初打席はホームランだったが、初めての知事選でどう戦うか問われると「デッドボールでも四球でも、一塁にたどりつくために全力を尽くしたい」と述べ、手堅さ重視で臨む構えを示した。

草加市出身の青島氏は「スポーツの機能をどう行政に落とし込み、世の中に役立てるか。県民のいろんな声を聞き、政策にも反映させたい」。政治経験はないが「価値観に縛られない。いい意味での武器にしたい」と述べた。

知事選には国民民主党の大野元裕参院議員(55)、希望の党を離党した行田邦子参院議員(53)も出馬を予定。青島氏は大学時代、教育実習で大野氏に日本史を教えた。思わぬ因縁対決となるが「正々堂々と競争したい」と述べた。今後、自民党を含めて幅広い支援を要請していく。