参院選は7日、公示後初の日曜日となった。東京選挙区(定数6)は、20人が出馬する大激戦区で、女性候補も6人と全国最多。
「政治分野の男女共同参画推進法」が成立し、女性の政治参加に関心が集まる中、首都決戦を戦う主要女性候補の戦いを追った。
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【自民・丸川珠代氏】7日は、首相とともに遊説した。元五輪相。秩父宮ラグビー場の近く、完成間近の新国立競技場を臨める地に選挙事務所を構えた。出陣式では選対幹部が「来年の東京大会に必要な人物だ」と、五輪に絡めて激励。五輪相“再登板”への期待と見る向きもある。仕事と子育てをしながら、家族の介護も経験。「皆さんの子育てや長生きを支え、誰もが輝く人生を送れる東京をつくりたい」と話す。前回に続くトップ当選を目指す。
【立憲・塩村文夏氏】都議時代に受けた「セクハラやじ」は社会を動かし、「あの問題が東京の待機児童対策を大きく前に進めた」と考える。落選した17年衆院選に続く、2度目の国政挑戦。今回、党は女性の政治参加を積極的に促す「パリテ」を導入しており、塩村氏も「女性議員を1人でも多くしたい」と訴える。非正規雇用の経験があり「当事者として、この問題にしっかり取り組みたい」と意欲をみせた。
【共産・吉良佳子氏】6年前の参院選で初当選。共産党は12年ぶりに東京選挙区での議席で「キラキラブーム」による党躍進の象徴になった。就職氷河期世代で、エントリーした60社中、内定は1社。「若い世代が希望をもって働けない社会を変えたい。それが私の原点」と話し、ブラック企業対策に力を注いできた。「あなたの声を政治に届け、政治を動かし、社会を変える」のが信条だ。
【国民・水野素子氏】宇宙航空研究開発機構(JAXA)に在職しながら立候補した「宇宙母さん」。七夕の7日は、秋葉原で玉木雄一郎代表と宇宙を語った。中国などに遅れ始めた日本の宇宙政策に危機感を持ち、「オールジャパンでの挑戦が必要」と訴える。小学生の子どもが2人いる。子どもが学校で七夕の短冊に、選挙当選を願いとして書いてくれたことを知った。残念ながら飾られなかったが、担任に手渡されたといい「母ちゃん、負けられません!」
東京選挙区には社民党の朝倉玲子氏、幸福実現党の七海ひろこ氏も出馬している。東京選挙区では3年に1度の改選のたび、女性の当選は最大でも2人が続いてきた。6人が出馬した今回、「2人の壁」を超えるかも注目だ。


