日本維新の会の音喜多駿氏(35)が、激戦の東京選挙区で初当選した。

大阪以外への勢力拡大が課題の維新が、東京選挙区で議席を獲得したのは初めて。音喜多氏の盟友で、比例代表に出馬していた元都議の柳ケ瀬裕文氏(44)も初当選し、「おと・やな」コンビのダブル当選に、東京の維新関係者は喜びに沸いた。

音喜多氏は全国の選挙区で最も遅く当確が出たが、票数は自民の武見敬三氏を上回り、6人中5位。21日は開票直後から事務所で情勢を見守り、当確が出たのは22日午前1時。手で顔を覆って泣いた。「維新が全国に浸透していない中、橋頭堡(きょうとうほ)を築けた」と話し、都議時代に決別した小池百合子都知事については「連携できるところは連携し、有益な意見交換をしたい」と述べた。