重度の障がいがある舩後、木村両氏の当選を受けた国会内の環境整備へ、与党側から動きが出てきた。自民党の森山裕国対委員長は22日、報道陣に「参院のルールの中で改めるべきものがあれば、改めないといけない」と述べた。

参院本会議では、採決の際に「押しボタン」が使われるが、舩後氏は議席のボタンを自力で押すことができない。両氏とも介助者のサポートが不可欠で、木村氏は「国会に重度の障がい者を入れてくれるのかな。すべてを補ってくれるパートナーを伴って議事できるのかなという不安がある」と口にした。介助者の同行などさまざまな対応は、議院運営委員会で協議される。参院は「議員側の要望を聞きながら、対応していきたい」としている。