埼玉県選挙管理委員会は25日夜、同日投開票された県知事選の投票率が、32・31%だったと発表した。4年前の前回知事選を5・68ポイント上回った。

同県知事選は07年以降、3度の選挙戦の投票率が20%台で、深刻な低投票率となっていたが、県選管は、映画化されて大ヒットした人気漫画「翔んで埼玉」とコラボレーションした啓発活動を展開し、SNSでも積極的に発信を続けた。すると、22日までの期日前投票は34万4386人で、前回知事選より1・69倍に増加。選管は投票日のこの日も、SNSで投票を呼びかける発信を続けた。

30%台でも低いとはいえ、16年ぶりに投票率が30%を超えた投票率。背景には、「翔んで埼玉」効果もあったとみられる。