自民党の小泉進次郎厚労部会長(38)は8月31日、地元の神奈川県横須賀市で取材に応じ、妻のタレント滝川クリステル(41)が来年1月に第1子を出産するのに合わせた育児休暇の取得を「率直に考えている」と、明かした。男性の育休取得がなかなか進まない現状を踏まえた自身の対応を問われて、答えた。

「お勤めの方と議員では、理解を得られる形(の取得の仕方)も変わる。『小泉進次郎の育休』は何が良い形か。いろいろなアイデアを聴きたい」と、国会議員として国民の理解を得られる形の取得を模索する考えを示した。先月21日、長野県軽井沢町の教会でひっそり挙式したが、「やって良かった」と振り返った。

この日は、17年から始め、赤ちゃんや子どもも参加できる「0歳児からの活動報告会」を開催。前日に09年の初当選から10年の節目を迎え、結婚ととともに支援者に報告した。「結婚と妻の出産がいっしょに動き、分からないことだらけ。無事に出産を迎えてほしいというのがいちばん強い」と、新米パパとなることへの戸惑いも口にした。

滝川は出席しなかったが、参加した子どもたちに用意した「ぬり絵」コーナーには、進次郎氏と滝川、愛犬アリスのイラストも登場。最初の選挙以来続けたイメージカラーの緑を、青に替えることも発表。「10年はあっという間で、これからの10年はもっと早い。今まで以上の濃さと密度を求め、日本らしい日本をつくっていきたい」と話した。

今月中旬の内閣改造では、初入閣や官房副長官での官邸入りも取りざたされる。希望のポストは上層部に伝えたが「(厚労部会の案件など)目の前のことをしっかりやっていきたい」と、慎重だった。結婚、妻の出産に続く吉報への期待を問われたが「仮定の話はしない方がいい。総理が考えること」と、多くを語らなかった。【中山知子】