うんこの世界進出だ。お台場や横浜で女子大生を中心に人気となっている「うんこミュージアム」が上海に進出する。企画会社「カヤック」(神奈川県鎌倉市)が3日、明らかにした。10月19日オープンし、来年1月3日まで上海ジョイシティで開かれる。

うんこミュージアムは、ピンクやスカイブルーなどポップな色合いにデザインされたうんこをモチーフにした体験型テーマパーク。3月オープンの「うんこミュージアムYOKOHAMA」は4カ月半で20万人を動員。8月オープンの「うんこミュージアムTOKYO」はチケット入手も困難になる人気ぶりだ。

都内の大学に通う古池早穂さん(22)は「カメラを持っていて映(バ)えるのが好き」と興味を持ち体験。恥ずかしさもあったが「女子大生が好きそうな映えスポットが多く、ポップでかわいい。スタッフの方がうんこと言いまくっているので『うんこ』と恥じることなく叫べる世界でした」と笑顔で話した。

仕掛け人のカヤック企画部プロデューサー香田遼平氏(29)は「大人になったら『うんこ』で楽しめない人が多い。子供のころのように、自由な発想で何事も素直に楽しめる心を呼び戻して欲しい」と企画の狙いを説明。海外進出に「日本の知的財産である(ポップアート的な)“うんこ”が海を越え、上海にオープンできることを大変うれしく思います。既成概念を解放し、上海のみなさまに楽しんでいただきたい」と意気込んだ。【佐藤勝亮】