7月の参院選で2議席を獲得した「れいわ新選組」は9日までに、山本太郎代表が今月18日から、全国行脚して遊説すると発表した。

第1弾は北海道で、日本最北端の離島、礼文島からスタート。その後、稚内、札幌、旭川、根室、釧路、網走を、計10日間かけて回り、街頭演説や少人数での意見交換会を開いたり、現地でのポスター張りを行うとしている。

山本氏は8月1日に東京・新宿で街頭演説した際、9月からの全国遊説プランを明かしていた。「しつこく全国を回る。衆院選へ向けて党の体制をつくる」と述べ、次期衆院選に100人規模で擁立することをあらためて強調。「野党で手をつなぎ(安倍政権を)仕留めに行こう」と、意欲をみせていた。

安倍晋三首相が、いつ衆院解散・総選挙に踏み切るかについては、「年内」「20年東京五輪・パラリンピックの前後」など、さまざまな見方が出ている。山本氏は、参院選比例代表で自身は約97万票を獲得しながら落選したが、党は比例で2議席を獲得。「ネオ(新しい)野党」ブームを起こし、存在感を示した山本氏は、全国的な党の基盤づくりを早急に進めていく方針とみられる。