24日午前10時15分ごろ、愛知県あま市の喫茶店「珈琲庵」に、70代の高齢男性が運転する乗用車が突っ込んだ。津島署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、運転していた同市の自称自営業の男(75)を現行犯逮捕した。

署によると、当時店内に35人の客がいたが、9人が負傷。そのうち、女性(82)が両足首を、別の女性(75)が左足首を骨折。ほか7人が打撲や切り傷などの軽傷を負ったが、いずれも命に別条はない。車は前輪が店内に突っ込んだ状態で、店の窓ガラス2枚が割れたほか、外壁が壊れたという。男は「駐車スペースに車を入れようとしたが、アクセルとブレーキを踏み間違えた」と供述している。

店長の矢野雅己さん(45)によると、男はほぼ毎日、喫茶店に通う常連客だった。以前、高齢者ドライバーの事故が多発する現状に触れ「車に気をつけないと」と話していたという。