河井案里参院議員は、週刊文春の記事を「大変驚いている」とした上で、自身に関する報道が夫の辞任に発展したことを謝罪するコメントを発表した。

文春は、案里氏の陣営が7月の参院選で、運動員に法定上限を超える金額を支払った疑惑を指摘。事実なら公選法違反の運動員買収に当たる可能性がある。候補者本人が関与しなくても、一定の立場にいる人間に買収の事実が認められれば「連座制」適用で、当選無効になる可能性もある。案里氏は「(陣営の)運営は信頼できるスタッフにお願いしてきた」と釈明した。

案里氏が出馬した広島選挙区(改選2)は、自民が現職だったベテラン溝手顕正氏と新人の案里氏を2人擁立。自民分裂選挙の末、落選したのは溝手氏で、大きなしこりが残った。