28日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの拡大に警戒感が強まり、日経平均株価は一時1000円超急落した。終値は805円27銭安の2万1142円96銭。今週は4営業日(25~28日)連続で2243円78銭下げ、週間下落率はリーマン・ショック直後の08年10月6~10日の2661円安以来、11年5カ月ぶりの大きさとなった。

米カリフォルニア州で感染事例が続出し、米国へも波及し始めた懸念と、政府の2週間の自粛要請で景気への先行き不安が広がった。株安は世界的に連鎖。27日のニューヨーク市場のダウ工業株30種平均は前日比1190・95ドル安で下げ幅は史上最大となった。28日は上海市場、香港市場も大幅に下落し、総崩れの状況となっている。