新型コロナウイルスに感染しながら「ウイルスをまく」と話して外食した愛知県蒲郡市の50代男性が18日午後、入院先の県内の医療機関で死亡した。

男性は3月4日に感染が判明。保健所から自宅待機を指導されていたが、市内の居酒屋とフィリピンパブを訪れ、それぞれ約15分間と、約40分間滞在していた。その後入院したが、意識不明になっていた。肝細胞がんの基礎疾患があったという。

両店は営業を停止。12日には、当時パブ店内にいあわせた女性従業員1人も陽性と分かった。パブ側は営業妨害で被害届を出し、県警は業務妨害の疑いで捜査していた。

男性は、同居する70代母親と80代父親が3月3日に陽性と判明して検査を受けた。この家族では30代男性も感染した。また、父親から整体の施術を受けた60代女性と70代女性と、70代女性の息子の50代男性の3人も感染している。