慶大病院は26日、入院中の複数の患者が新型コロナウイルスに感染したと発表した。院内感染したのは患者3人で、職員は感染していないという。感染経路として、既に院内感染が報道された都内の病院から転院してきた患者が発端だと考えているという。ただ、転院してきた患者は感染症の症状がなく、他の治療が必要だといい、院内感染者として発表した3人には含めていない。

慶大病院は、北川雄光病院長の名で、公式サイトで文書を発表。「当院において、特定の病室に入院中の複数の患者さんが新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。現在、行政の指導を受けながら、感染拡大を防止し、安心、安全な医療を確保するために鋭意対策を進めております」と説明した。

その上で「現時点で、診療については、感染対策をより一層強化し、継続しておりますが、状況が変化しましたら速やかにお知らせいたします」とした。また、既に要請を行っている、当面の間、原則、面会は禁止の措置を続けるとした。