立憲民主党の蓮舫参院幹事長(52)は、安倍晋三首相がシンガー・ソングライターで俳優の星野源(39)に事前連絡や報告をせずに楽曲「うちで踊ろう」を使用した動画を公開したことを、批判した。

安倍首相は12日、同曲を流しながら、自宅ソファで愛犬のを抱く姿や、カップ片手にくつろぐ様子を公開し、賛否を呼んだ。

蓮舫氏は「ご自身が自宅でくつろいでいる様子で、国民も自宅待機をして欲しいと言うのでしょうか」と疑問を呈した。また「医療現場、福祉関係の現場、ライフライン維持をされている方々、生活のために仕事を休めない方々の気持ちに応えるには、自身の自宅映像や芸能人映像ではなく『自粛と補償はセット』の政策を、安倍総理」と、呼びかけていた。

星野はインスタグラムで、首相から動画アップをすることについて事前連絡や確認は、事後も含めてなかったと明かしている。蓮舫氏は「政府の自粛要請でアーティストを始めフリーランスの方々から生活破綻の声が。政府は事業収入が前年同月比50%以上減少した場合に個人事業主へ100万円の給付金制度を設けたが、詳細はまだ定まっておらず、不安の声に応えていません」と、指摘。その上で、「SNSで頑張るアーティストに断りもなくコラボするより先に政策を」と、あらためて訴えた。