東京都の小池百合子知事は3日夜、「新しい地図」の香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛が出演するAbema TVの番組にリモート生出演し「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには『ソーシャルディスタンス(社会的距離)』を守って欲しい。『密』にならないで」と、呼びかけた。

香取が「ステイホーム週間」を呼びかける東京都の動画に出演、メッセージを送った縁もあり、小池氏は冒頭「慎吾さん、本当にありがとうございました」と、呼びかけた。コロナ特措法に基づく緊急事態宣言が6日から延期されることに関し、その期限が5月31日で調整されているという新たなニュースがこの日、明らかになったことを受け、3人が小池氏に事実関係を確認。小池氏は「西村(康稔・経済再生担当)大臣に確認したら、5月31日の流れだとおっしゃっていた」と、述べた。

小池氏は「『ソーシャルディスタンス』が、今年の新語(・流行語大賞)に入るかどうかは分かりませんが、近くにいることが良かったのに、離れるというのは少しさびしい。そんな流れではあるが、守ってほしい」と、呼びかけた。「桜も藤の花もチューリップも切られていると聞いて心が痛くなるが、花は来年もきれいに咲く」と、何度も理解を求めた。

香取が「離れていても心はひとつ。離れている時間は、温かい時間に向けて必要」と水を向けると、小池氏は「ありがとうございます」と応じた。草なぎは「みんなで頑張らないといけない時」と訴え、稲垣は小池氏に「寝ていますか。大丈夫ですか」と呼びかけた。

香取が「僕らは家にいることが可能な仕事だが、僕らのために働いてくださっている方がいる。感謝の思いでステイホームをしたい」と述べると、小池氏は医療従事者やごみの回収に当たる清掃員らを挙げながら「本当に感謝しながら、この難局を乗り切るという気持ちを共有できれば」と、応じていた。