大阪府の吉村洋文知事(44)が6日、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」(月~金曜午後4時47分=関西ローカル)に生出演し、外出自粛や休業要請を解除するための独自基準「大阪モデル」について語った。

「大阪モデル」は、PCR検査で判明した陽性者の割合など3項目で目標値を設定し、その数値を1週間連続でクリアすることが解除の条件となる。早ければ15日にも解除の可否を判断し、16日から適用される。

解除された場合、吉村知事は、遊興施設については「これまでクラスターが発生したところは、まだ解除はできないだろうと思います」との見解も示した。

「夜の接待をともなう飲食店については、クラスターが明らかに出ましたから。ライブハウスのような狭いところで大きな声を出す、これまでクラスターが発生してるようなところは難しいだろうと思っています」と説明を加えた。

集会については「大規模な、数が多い集会は感染が広がる可能性があるので、一定の人数制限をお願いするだろうと思う。それ以外は、感染症対策をしっかり施した上で、一定(数)解除していっていいんじゃないか」と話した。

学校については、7、8日の休校が決定している。週末をはさみ、11日から5月末までは休校の扱いになるが臨時登校日を設定するとした。

吉村知事は「週に1回から2回。1回2、3時間くらい。分散登校して密にならない環境を整えて設定します。子どもたちの心のケア、児童虐待であったり、さまざまな問題をかかえてる子どもいると思いますので」。6月から再開できるかは31日の時点で判断する。

「自粛を解除した場合、他府県から人が来るのでは」という視聴者からの質問に、吉村知事は、関西で特定警戒都道府県にとなっている京都、兵庫の知事と調整したい考えを述べた。