39県で緊急事態宣言を解除されて最初の日曜日となった17日、特定警戒都道府県に指定され緊急事態宣言が続く東京の繁華街や公園などでは人出が増えていた。人気スポット吉祥寺(武蔵野市)は、いつもの混雑を取り戻しつつあった。JR吉祥寺、京王吉祥寺の駅ビル、周辺のデパートは休業を継続していたが、駅の乗降客は前週末よりも明らかに増えていた。

アーケード街では前週末まで休業していた店舗の営業再開が目立ち、約8割が営業を行っていた。「前は休みだった、ここ(の店)もやっているし、人が増えている」と、ほぼ毎週末に買い物に訪れるという30代の夫婦は話していた。

快晴で気温が30度近くまで上昇した影響でノーマスク姿も増えた印象で駅前の大手アイスクリーム店の前には行列に加え、店内は密な状態だった。衣料大手「ユニクロ」は入店時にマスク着用の要請と検温を実施し、大手コーヒーチェーン店も営業を再開していた。