ブサイクだがかわいい「ブサかわ犬」として人気だった秋田犬わさおが死んだことを受け、映画「わさお」(11年)の企画、製作に携わった東映の遠藤茂行プロデューサーが9日、コメントを発表した。

「わさおは、映画のなかで薬師丸ひろ子さんとしっかりコミュニケーションをとり、役者『わさお』として堂々たる風格を見せてくれました。スタッフ、キャスト一同は圧倒され、感動すら覚えました。岩木山の自然にたたずむわさおの姿は今でも忘れられません。そんなわさおの名演技も、わさおの目線の先にきくやのお母さん(故・菊谷節子さん)が必ず見守ってくれていたからだと思います。2011年3月5日の映画公開1週間後に、東日本大震災が起こり、本来はもっと多くの人々に観ていただきたかった。わさおも大好きなお母さんのもとへ行けるので、今は『ご苦労さま』と見送ってあげたいです」