米歌手バーブラ・ストライサンド(78)が、先月25日に白人警察官によって不当に殺害された黒人男性ジョージ・フロイドさんの愛娘ジアンナちゃん(6)にディズニーの株をプレゼントしたことが明らかになった。

事件を受けて全米はもとより世界各国に人種差別抗議運動が広がる中、父親を殺害されたジアンナちゃんの元にはラップ歌手カニエ・ウエストが大学進学資金の援助を申し出るなど多くの支援が寄せされている。そんな中、ジアンナちゃんは自身のインスタグラムで、手紙とディズニー株の証明書を手にした笑顔の写真と共に「バーブラ・ストライサンドさん小包をありがとう。おかげで私はディズニーの株主になれました」とコメントを投稿した。12日現在ディズニーの株価は115・49ドルだが、どれほどの株をプレゼントされたのかは明かしていない。インスタグラムでは他にも「My Name Is Barbra」と「Color Me Barbra」のアルバム2枚もプレゼントされたことを明かしている。

ジアンナちゃんは事件後、インスタグラムに父親との思いでの写真を投稿して注目を集めており、民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏の訪問を受けたり、父フロイドさんが育ったテキサス州ヒューストンにあるテキサス・サザン大学から学費の全額免除の申し出も受けている。先日もインスタグラムに「私たちのお父さんを殺すのをやめて」と繰り返される警察官による殺害事件への抗議メッセージを投稿している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)