大阪府の吉村洋文知事(45)が17日、府庁で定例会見を開き、18日で2年になる大阪北部地震について触れた。

吉村知事は「改めてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りを申し上げます。被災されたみなさんにお見舞いを申し上げたいと思います」と話し、災害対策に言及。18日には、同時刻に震災が発生したものと想定して、ラインワークスを使用した情報共有の訓練と、3密を回避した上での災害対策本部設営の訓練を行う。吉村知事は「災害に強いまちづくりを実現していきたい」と述べた。

また、19日には、観光事業支援として「大阪の人・関西の人 いらっしゃいキャンペーン」を始める。同日に、県外への移動が可能になり、観光においても県外をまたぐことが解禁となる。

吉村知事は「これからは(新型コロナ)ウイルスと共存する道を歩んでいかなければいけない。ウイルスは0ではないので、対策を取った上で、社会経済活動を戻していこうということを訴えていきたい」とキャンペーンの意図を説明した。

同キャンペーンは関西2府4県在住者を対象に、大阪府内の宿泊施設が提供する対象プラン利用者へ向けて、チェックイン時に2500円分のキャッシュレスポイントを還元するもの。1人あたりの回数制限は設けない。

県外への移動については、「移動よりもその先で何をするかが重要。移動そのものは、そんなにリスクはない」と話した。