東京都知事選(7月5日投開票)で、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンライン中心の選挙活動を進める現職の小池百合子氏(67)は20日、ツイッターで有権者から質問や意見を募集し、回答する「#小池ゆりこに物申す」第1回を、ユーチューブで公開した。

小池氏は1番多かった質問として「(前回選挙の)7つのゼロの公約がほとんど未達成ですが、どうなっていますか?」を取り上げた。約6分間の動画では「都民生活に確実に良い効果をもたらしてきた」と成果をアピール。「7つのゼロ」公約について、ペット殺処分ゼロや待機児童の解消など、達成または改善した項目には触れつつも、介護離職など触れない項目もあった。最後は次回予告のメッセージで締めくくった。

この日夜は公式インスタグラムで、ライブ配信を自宅から行った。iPadを見ながら、事前募集した質問に答えた。トロピカルな「ユリコノマスク」を紹介すると、インスタ上で「アベノマスクより断然カッコイイ」との声も上がった。途中、何度も愛犬のヨークシャーテリア「ソウちゃん」の鳴き声が聞こえたが、最後に「長寿犬なんですよ。17歳です。ソウちゃん、おいで」と言い、愛犬を抱っこして紹介した。

 

18日に告示された東京都知事選(7月5日投開票)に立候補の届け出をした候補者は22人。立候補者は以下の通り。

 

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。