東京都の小池百合子知事が25日、国会議員時代の地盤である豊島区の区長、区内商工団体、有識者との意見交換会に参加した。午前は墨田区の物作り工場など、午後は豊島区の巣鴨地蔵通りなどを視察した。

小池氏は「キャッシュレス含め、オンライン化はどうやっていくのかなど、これまでは考えてこなかったような、ビジネススタイルということも必要になってくる」と話した。豊島区を「新しいシステムを取り入れることに大変柔軟」とし、モデルケースになるように、期待を寄せた。

豊島区での意見交換会では区の有識者から「経済を少し戻していくような動き」や、祭事の復活に向けた「安全に再開するための情報」について話し合われた。豊島区は待機児童がゼロになっているが「他の区でも待機児童がゼロになるように」などの意見が寄せられた。

小池氏は、マスクを外し、密になりやすいとして飲食店を取り上げ、「(テーブルや椅子を)お店の中ではなくて、車道側に少し出していただいて、カフェテラスのような形で営業ができるように」などの意見を出した。他にもキャッシュレス化などにも触れ、「これまでなかった発想をどんどん出していただいて、それを共に安全な方法で進めていくというのがひとつの流れになってくるのではないか」と述べた。