将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑む第61期王位戦7番勝負の第2局は13、14の両日、札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われ、後手の藤井が144手で勝ち、2連勝とした。

以下は終局後の藤井聡太七段との主な一問一答

-本局は後手番で木村王位の相掛かりを受ける形になった。4四角、2六飛をけん制するのは前例がなかった。そのあたりの局面の感想は

藤井 うまく対応されて、苦しくなってしまった。

-序盤は苦しかった。考える場面もあった

藤井 収拾がつかなくなった場面もあった。かなり苦しくしてしまった。

-木村王位の攻めを受ける展開になった

藤井 常に厳しく攻められ、ずっと苦しかった。

-最終盤、手応えを感じたのは

藤井 最後は、なんと言うか、開き直って踏み込んだ。最後まで分からなかった。

-初めての封じ手だった

藤井 いい経験ができたかなと思う。次に生かしたい。

-今後も重要な対局が続く。疲れは

藤井 これからも対局が続くが、どの対局もいいコンディションで迎えられるように調整したい。

-第61期王位戦7番勝負の第3局は8月4、5日に兵庫・有馬温泉で行われる。次局への抱負を

藤井 きょうの将棋を反省し、第3局に生かしていきたい。