国民民主党の小沢一郎衆院議員が、政府が旅行を促進する「Go To トラベル」キャンペーンの割引対象から、東京発着の旅行や都民が除外されたことに、「全てが矛盾しており、滅茶苦茶」と批判した。

小沢氏は17日、ツイッターで「Go Toトラベル、東京を除外。都民も基本的に旅行は自由。ただ、都民だけ補助金は出ない」と言及。「都民に対する懲罰に近い。このような不平等な政策は極めて異常。そもそもコロナが収束してからやるべき事業の現時点での強行は、クラスターを全国に拡散させるだけ。メンツや利権を優先。全てが完全に間違い」と批判した。

続くツイートでは「国家予算は、国民の税金をもとに国民全体のために使うのが当たり前」だとし、「震災等緊急災害時に特定の地域に向けた予算措置はあれど、特定の地域を除外した予算措置など言語道断である。そもそもコロナが収束せず国民の不安が払拭(ふっしょく)されていない中でのGo Toトラベル強行は緊急経済対策の閣議決定違反である」と指摘。「Go Toトラベルは、観光地の消費喚起のキャンペーンだが、経済効果が最も見込まれる東京を除外。その上、東京だけが危険なところと、政府がお墨付きを与えているに等しい。これだけ世界中に東京差別をアピールしておいて、本当に東京オリンピックをやる気があるのか。全てが矛盾しており、めちゃくちゃ」だとした。