藤井聡太棋聖(18)の地元愛知県瀬戸市は、最年少2冠をかけて挑む第61期王位戦7番勝負第4局(19~20日、福岡市)のパブリックビューイング(PV)を断念した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同県が6日に独自の緊急事態宣言を出したからだ。

今回は初タイトルとなった棋聖戦第4局と同じ、「瀬戸市文化センター」を会場として押さえていたが、同市では6日に5人の感染者が確認され、合計24人に。市は「STAY HOMEで応援してほしい」と、市民に呼び掛けている。

これを受け、「せと銀座通り商店街」でもPVの中止を決めた。洋品店を営む飯島加奈さん(39)は「みんなで観戦できないのは残念ですが、商店街として応援することに変わりはありません」と話した。